インスペクション済み中古物件

ニュースユーザー向け

ホームインスペクターズ協会中国・四国エリア部会の事務局メンバー全員でエリア部会の活動として岡山県津山市に行ってきた報告です。現地で視察させていただいたのは、同じく岡山でインスペクターとしてご活躍中の不動産会社様の物件。インスペクション済の物件として中古住宅の販売を計画されている2物件です。

ひとつ目の物件は軽量鉄骨の2階建て。
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ホームインスペクションの結果から手直しが必要な箇所をリフォーム中。ロケーションもよく、魅力的な物件でした。

次に視察させていただいたのがお茶室もある木造住宅。
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こちらも、もちろんインスペクション済の物件として販売されるとのことでした。古民家の落ち着いた雰囲気が魅力の素敵な物件です。

両物件に言えることですが、ただ単に、不動産屋さんが老朽化した目に見える部分をキレイにリフォームした物件ということではなく、販売計画の最初の段階でホームインスペクターによるコンディションチェックがなされているという点です。

中古自動車を買うときのことを想像してください。販売前に見える部分をキレイに修理されていても、車の事故歴や過去のオーナーがどれくらい丁寧にメンテナンスされてきているのかなどがわからなければ不安ですよね家も全く同じです。

空家問題の解決やストック住宅の流通が叫ばれている中、インスペクションの重要性やインスペクターの活躍が必須だと感じています。不動産屋さんのホームインスペクション済物件の再販。この流れが主流になっていけば、住宅の流通自体の質が向上していくものと考えています。

もしもインスペクション済みでない物件であれば、中古住宅購入前にインスペクションの実施をお勧めします。